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ユナイテッド航空、睡眠を重視した新ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」を発表
ユナイテッド航空は、睡眠を重視した新ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」を発表した。12月に導入するボーイング777−300ER型機より国際線のサービスを開始する。
搭乗前には専用ラウンジ「ユナイテッド・ポラリス」で有名シェフが考案した食事を提供するほか、スパのようなシャワー設備、アメリカの航空会社初のスリープポッドを完備する。12月1日にシカゴにオープンし、その後2017年にロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストン、ニューヨーク/ニューアーク、ワシントン・ダレス、東京/成田、香港、ロンドン/ヒースローでオープンする予定。
Acumen Design Associates社とPriestmanGoode社が共同でデザイン、Zodiac Seats社が製造する新シートは全席独立した前を向いたシートでが通路に面している。フルフラット時には全長約2メートルとなる。16インチモニター、収納スペース、複数のテーブルを設けているのほか、客室中央の座席はプライバシーディバイダーで仕切ることが出来るようになっている。
寝具はアメリカの高級百貨店Saks Fifth Avenue(サックス・フィフス・アベニュー)の協力のもと、サイズの異なる大小の枕やマットレスクッション、ジェル入り枕も用意した。飛行時間が12時間を超えるフライトではオリジナルパジャマも提供する。新しいアメニティキットでは、人間工学に基いて設計されたアイマスク、気分をリラックスさせるラベンダーの香りの枕用スプレーミスト、Soho House & Co.のCowshedスパ製品を取り揃えた。
搭乗時には希望の飲み物とチョコレートを提供。フライト中はトロッタープロジェクトと、シカゴで評判のレストランであるUrbanbelly、bellyQ、Belly Shackで総料理長を務めるビル・キムなど高い評価を得るシェフ達が共同で開発した、路線の地域色を取り入れ季節感あふれる食事をサーブする。ワインサービスを充実させるほか、自由にカスタムできるアイスクリームサンデー、デザートカート、トリュフチョコレートも取り揃える。飛行時間が8時間を超える昼間のフライトと12時間を超える全てのフライトではロブスターマカロニなど温かいミッドフライト・スナックとチーズも提供する。
オスカー・ムニョス社長兼最高経営責任者(CEO)は「ユナイテッド・ポラリスは、常にリラックスした快適な空の旅を実現し、これまでの海外出張の概念を変える画期的なプロダクトとなる。これは、ユナイテッド航空の新しい精神、革新性、情熱、そしてその勢いを具現化するものです」と述べている。
また、現行の数万点の枕や毛布、機内サービス用のアイテムは、ユナイテッド航空と社員が長年にわたり支援してきたFisher House Foundationに寄贈する予定。