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ANAHDとエイチ・アイ・エス、民間主導の宇宙機開発でPDエアロスペースと資本提携 2023年の商業運航目指す
国内唯一の有人宇宙機開発会社であるPDエアロスペースと、エイチ・アイ・エス(H.I.S)、ANAホールディングスの3社は、民間主導による宇宙機開発を行うことに合意し、宇宙輸送事業化に向けた資本提携を10月28日付けで行ったと発表した。
PDエアロスペースは、低コストで利便性が高い宇宙輸送インフラの構築に向けて事業を展開しており、世界初となるジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることができる次世代エンジンと完全再使用型弾道宇宙往還機を開発している。完全再使用型弾道宇宙往還機とは、航空機のように全てのシステムを繰り返し使うもので、離陸・発射後に放物線を描くように宇宙空間に到達後、自由落下して地球に帰還・着陸できる仕組みで、スペースシャトルは燃料タンクを使い捨てるため、部分再使用型宇宙往還機と呼ばれる。
エイチ・アイ・エスとANAホールディングスは、PDエアロスペースと資本提携を行うほか、ANAホールディングスはオペレーションをサポートし、エイチ・アイ・エスは宇宙旅行や輸送サービスの販売を担う。
今後、無人要素技術認証と新型エンジン技術実証を2017年10月まで、無人による高度100キロ到達を2017年10月まで、有人による高度100キロ到達を2020年10月まで、アメリカ連邦捜査局(FAA)と国土交通省の認証を2023年5月までに行い、2023年12月の商業運航開始を目指す。