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JAL、ボーイング777-200ER型機全機をスカイスイートに ビジネスクラスはヘリンボーン、エコノミークラスは「3-4-2」配列
日本航空(JAL)は、ボーイング777−200ER型機全11機に「SKY SUITE 777」を順次導入し、7月から東京/羽田〜バンコク線に投入すると発表した。以降、東京/羽田〜シンガポール線やホノルル線に投入する計画。
ビジネスクラスは通路を背にするヘリンボーンシートで、フルフラットとなる「SKY SUITE Ⅲ(スカイスイートスリー)」。全席が通路側の「1-2-1」配列で、ベッド長は最大約198センチ、ベッド幅は最大約74センチ、アームレスト間のシート幅は約51センチから52センチ、モニターは現在より最大で6.6インチ大きい17インチとなる。大型ダイニングテーブルや専用収納スペース、4段階調節が可能なLEDライトを設置したほか、内側に小物入れがある可動式アームレストを開発した。
プレミアムエコノミークラスは「SKY PREMIUM(スカイプレミアム)」で、「2-4-2」の横8席の配列。シートピッチは一部座席を除いて約107センチ、アームレスト間のシート幅は約48センチ、モニターは現在より1.5インチ大きい12.1インチ。基本的機能は既存の「SKY SUITE」と同様の機能となっている。
エコノミークラスは並び席の確保や通路へのアクセスが容易となる「3-4-2」配列を採用。シートピッチは一部座席を除いて約84センチから86センチ、アームレスト間のシート幅は約47センチ、モニターは10.6インチとなる。現行より、シートピッチは最大約10センチ、座席幅は約2センチ拡大した。
ビジネスクラス用のトイレには、TOTOの「ウォシュレット」を装備するほか、機内エンターテインメントシステムは、最新の「MAGIC-Ⅵ」となり、映画や音楽など300以上のプログラムを提供する。室内照明はLEDとなる。さらに、機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」を導入する。
ビジネスクラス42席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス154席の計236席を配置し、全席にシート電源とUSBポートを設置する。時刻表には「SS2」と表示する。