JAL、7月導入の新ビジネスクラスを展示 ヘリンボーンでも足元広く

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日本航空(JAL)は、ボーイング777−200ER型機全11機に順次導入する「SKY SUITE 777」の新型ビジネスクラス「SKY SUITE Ⅲ(スカイスイートスリー)」の展示会を、東京・六本木のヒルズカフェで行った。

「SKY SUITE Ⅲ」は日本の航空会社として初となる通路を背にするヘリンボーンシートを導入。Zodiac Seats UKが製造する。全席が通路に面した「1-2-1」配列で42席を配置し、従来のヘリンボーンシートでは足元が狭くなる中央席も、フルフラット時に水平となる高さを上下させることにより互い違いとなるため、足元のスペースを確保できるようになった。シート幅は約52センチ、ベッド幅は最大約74センチ、ベッド長は最大約198センチで、ボーイング777-300ER型機に導入している「JAL SKY SUITE」と比べて、ベッド幅は約9センチ、ベッド長は約10センチ広くなる。ビジネスクラス42席、プレミアムエコノミークラス40席、エコノミークラス154席の計236席を配置する。

モニターは現在より最大で6.6インチ大きい17インチとなり、最新のエンターテインメントシステム「MAGIC-Ⅵ」となり、映画や音楽など300以上のプログラムを提供する。機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」を導入する。室内照明はLED、ビジネスクラスにはTOTOの「ウォシュレット」、全席にシート電源とUSBポートを装備する。

2016年度に7機、2017年度に4機の改修を予定。7月から東京/羽田〜バンコク線より投入を開始し、その後は東京/羽田〜シンガポール線、ホノルル線にも2016年度中に投入する。

「SKY SUITE」シリーズは、ボーイング777−300ER型機の「JAL SKY SUITE」と、ボーイング767型機の「JAL SKY SUITE Ⅱ」を合わせて計31機に導入しており、「SKY SUITE Ⅲ」の導入で、近距離アジア線などを除くほとんどの路線で「SKY SUITE」を利用できるようになる。

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