エールフランスKLM、アジア線を運航するLCCを設立へ 2020年までに10機体制目指す

エールフランス航空

エールフランスKLMは、新会社を設立する意向を固めた。11月3日に発表した。

アジア線の運航を行う新たな格安航空会社(LCC)となり、仮称は「Boost(ブースト)」。パリを拠点とし、新会社の乗務員は新たに契約もしくはエールフランスKLMから同契約で移管する。2020年までに10機体制を目指す見込み。

競争力確保とシェアの維持が目的で、中東系航空会社の台頭に対抗する狙いがあるとみられる。エールフランスKLMでは、LCCとの競争力強化のため、ヨーロッパ内の短距離線をリージョナル航空会社のHop!に移管している。

ヨーロッパの長距離線を運航するLCCは、ノルウェー・エアシャトルやルフトハンザ・ドイツ航空傘下のユーロウィングスなどがある。