世界初導入のボーイング787型機、特別塗装消える ”鯖”塗装は残り1機に

全日本空輸(ANA)は、ボーイング787-8型機の導入初号機(機体記号:JA801A)のリペイント作業を、伊丹空港のMRO Japanで開始した。

JA801Aは2011年9月25日に受領した機体で、2機目に導入したJA802Aと共に特別塗装が施されている。機体胴体前方には「787」の文字、後方には「ANAのネットワーク」「ANAのプロダクトサービスブランド」のイノベーティブ、際立つ個性、モダンジャパンを藍色に交差するラインで表現した。いずれも国際線仕様機で、ロールス・ロイス社製のトレント1000-A2エンジンを装着している。座席数は導入時には264席、2013年10月に222席、2015年11月に240席にそれぞれ変更している。

ボーイング787型機の塗装は、JA803AからJA824Aには「787」ロゴ、JA825A以降は通常塗装を施している。ボーイング787-8型機はエバレット工場で製造した32機とチャールストン工場で製造した4機の計36機をすでに導入しており、ボーイング787-9型機は発注している44機のうち21機を2月1日時点で受領している。

2011年10月26日に東京/成田〜香港線で世界で初めてとなる営業フライトを実施。現塗装での営業便は2月12日のプノンペン発東京/成田行きのNH818便が最後となった。きょう2月14日にNH9041便として伊丹空港に向けて回送し、成田空港を午前9時54分に出発、伊丹空港には午前11時14分に到着した。今後、現在の特別塗装が剥がされた後、通常の塗装が施される。