ピーチ、4期連続で増収増益 就航率は99.2%

ピーチ(Peach)は2017年3月期決算を発表した。

営業収入は517億900万円(前期比37億7,000万円増)、営業利益は63億200万円(同1億2,100万円増)、経常利益は53億8,700万円(同6億2,800万円増)、当期純利益は49億4,400万円(21億9,900万円増)で4期連続で増収増益を達成した。営業利益率は12.2%、有償ベースの平均搭乗率は85.4%、有償旅客数は約513万人だった。機材数は18機で、就航率は99.2%となった。

営業費用は為替相場が想定より円高に推移したことや、スケールメリットを活かしたことで抑制された。売上高のうち旅客収入は417億円で、国際線は182億円、国内線は235億円を占めた。付帯事業収入の比率は17.5%から19.2%に増加した。

関西国際空港で開いた会見で、執行役員兼財務・法務統括本部長の岡村淳也氏は、「(新路線の開設などで)生産量が伸び、旅客数や収入増に繋がった。若干競争激化により、台北線などで単価を下げた。」と話した。執行役員兼経営企画室長の遠藤哲氏は、インバウンドが好調であることを考え、国際線を強化していく意向を示した。一方で、国内線の格安航空会社(LCC)のシェアは10%程度にとどまっていることから、成長の余地は十分あるとした。

ピーチは2011年2月に設立し、2012年3月に就航を開始した。就航からは6期目となる。2013年度に初めての黒字化を達成している。2016年度には、大阪/関西・東京/羽田〜上海/浦東線や沖縄/那覇〜バンコク/スワンナプーム線を開設した。

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