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JR北海道、新型気動車の量産先行車を来年2月導入 キハ40形を置き換えへ
JR北海道は、ローカル線で主に運行するキハ40形気動車の置き換え車両として、新型の一般気動車H100形の導入を計画しており、量産先行車2両が2018年2月に落成すると発表した。
JR北海道では、車齢が30年を超えたキハ40形を166両所有しているものの、車体や部品が老朽化し、一部の部品は生産を中止しているため、保守作業やメンテナンスに苦慮しているという。H100形はJR東日本が開発したGV-E400系に基本仕様をあわせ、極寒対策等の北海道仕様を加えた。最高速度は時速100キロで、前後両運転室車で1両での運行が可能。ディーゼルエンジンの動力で発電した電力によりモーターで走行する電気式気動車となり、JR北海道では初導入となる。電気式となることで、落失が懸念される部品がなくなり、安全性が向上するほか、複雑な構造で故障しやすい変速機などをなくすことができるという。
ロングシートを乗降口近く、車両中央に横3列固定式のクロスシートを配置。定員は99人、座席は36席で、キハ40形と比較して定員は4人、座席は12席少なくなる。車椅子スペースと車椅子に対応しおむつ交換台を設置したトイレを設けた。トイレのドアはボタン操作で開閉できる。車両の床面の高さも低くする。客室内には液晶式の案内表示機を設置し、運賃を表示するとともに外国人にもわかりやすい情報提供を行う。冷房装置も新たに設置した。
走行試験は2018年2月から2019年3月にかけて行う予定。