フィンエアー、パイロットがストライキ実施 12月9日と13日に約300便欠航
成田空港で特別撮影体験会開催、滑走路脇の大迫力に参加者興奮 成田市や空港会社職員らが企画
成田空援隊は、プレミアムフライデーの7月28日と29日に、成田市や成田空港のPRイベント「第0回 成田空港特別撮影体験会」を開催した。これまでに開催したイベントは空港周辺でのイベントで、滑走路横に立ち入ることができるイベントは初めて。
成田空援隊は2010年7月に、成田市や青年会議所、成田国際空港の職員で結成されたPRチーム。「成田ソラあんぱん」を生み出した、「成田ソラガール」のメンバーなど、成田市や成田空港を盛り上げようと活動する多くのメンバーが企画した。企画や調整には2ヶ月を要し、成田市在住の航空写真家、チャーリィ古庄氏のブログでの募集開始後、わずか3日間で35名の定員の4倍以上が集まったため、抽選が行われたという。参加者は日本各地から集まり、多くの女性の参加者もあった。
7月28日にはマロウドインターナショナルホテル成田で、チャーリィ古庄氏による1時間のセミナーが開かれた。
翌29日にはマロウドインターナショナルホテル成田を出発し、貨物地区をバスの中から見学。成田空港で貨物を担当する職員の案内に耳を傾けていた。撮影禁止である理由は、荷主のラベルやダンボールなど大きさや色を見ると、その筋の人はどの荷主のものかが一発でわかるからだという。電子タバコやスマートフォンといった精密機器のほか、土用の丑の日の前にはうなぎ、天候不良時などには緊急輸入の食品の取扱量が多くなるのだとか。
滑走路横の花時計で下車。約1時間半に渡ってA滑走路を離着陸する飛行機を間近で撮影できた。薄曇りで気温もあまり高くなく、午前中の出発ラッシュの時間帯と絶好の撮影日和。参加者は真剣な眼差しでファインダーを覗き、離着陸の度に多くのシャッター音が響いた。チャーリィ古庄氏が参加者を指導する姿もみられた。
この日は、大韓航空がボーイング747-8型機を就航させていたほか、バニラエアの新しいブランドスローガンが入った機体、日本に就航して間もないフィンエアーのエアバスA350型機など多くの機体の撮影ができた。
撮影後は日本航空(JAL)の格納庫に移動し、セミナーを受けた。参加者のうち4名は、実際に救命胴衣を着用して膨らます体験も。最近の救命胴衣は引き手やガスが従来の2ヶ所から1ヶ所になっており、軽量化が図られているのだとか。
その後は2班に分かれてボーイング787-9型機の見学を行った。参加者は機体の様々な質問を整備士に直接聞くことができ、満足気な表情を浮かべた。
見学後にはエアポートレストハウスに移動し、機内食の昼食を食べて終了した。
今回はテストケースとして、成田市や成田空港のPRを目的として行われており、参加者にはハッシュタグ「#NRT_PR_エージェント」を付けて、TwitterやInstagramなどのSNSに様々な写真を投稿するよう呼びかけられた。
チャーリィ古庄氏は「大成功」と、第1回目の企画に繋げていきたいと話した。参加者からも、「成田空港は羽田空港や関西国際空港と比べて、空港周辺に多くの撮影ポイントがあり、エアバスA380型機やジャンボ(ボーイング747型機)など、多くの機体が撮れるのが魅力。」、「こういう機会があるととても嬉しい。」、「また企画して欲しい。」といった様々な声が上がっていた。