茨城空港で「パン祭り」開催 11月30日
世界の旅行者、旅行期間短縮も回数は増加傾向 日本の人気、アメリカを抜く
ビザは、15,000人を対象に2017年の旅行と観光に関する調査を実施し、結果を公表した。
世界の旅行者は、旅行期間は平均8泊と2013年の10泊から減少している。一方で回数は増加傾向にあり、今後2年間に2.7回となるとみられている。旅行者のうち88%は海外でもインターネットに接続し、半数にあたる44%がライドシェアアプリを活用していることがわかった。過去2年間で、日本は外国人旅行者から人気のある旅行先としてアメリカを上回った。特にアジア太平洋地域の旅行者が選択する傾向が強く、地域的な嗜好性が高いとみられている。アメリカの旅行者はヨーロッパを好むものの、メキシコ、カナダ、日本も人気がある。予約段階や目的地での支出を含めた利用額が多いのは、サウジアラビア人がトップで、続いて中国人、オーストラリア人、アメリカ人、クウェート人の順だった。
旅行者のうち77%が旅行中の買い物の際に現金で支払うことを好んでいることもわかった。旅行者は旅行中の心配事として、現金の紛失や盗難を挙げている。外国人旅行者は平均して1回の旅行で1,793米ドルを支出しており、旅行先でATMで引き出しを行ったのは10人のうちわずか1人強だった。ATMの利用はセキュリティ面の心配を挙げる人が多かった。さらに、旅行者の87%は帰国後にも外貨を残しており、再両替を行っているのはわずか29%だった。
ビザでは、カードを用いて現地通貨で支払うことで、競争力の高いレートで利用することができるとしており、現金を持ち歩くより安全で、不正請求に対してカード保有者が責任を負う必要はないとしている。