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ピーチとバニラエア、経営統合を正式発表 2019年度末を目途、ピーチを基盤に
ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)であるピーチ・アビエーションとバニラエアは2019年度末を目途に経営統合する。3月22日に東京都内で発表した。
記者会見は午後4時から、ANAホールディングスの片野坂真哉代表取締役社長、ピーチ・アビエーションの井上慎一代表取締役兼最高経営責任者(CEO)、バニラエアの五島勝也代表取締役社長が出席し、現在も行われている。
2018年度下期より統合に向けたプロセスを開始し、2019年度末を目途にピーチ・アビエーションに基盤を統合する。関西国際空港と成田国際空港を拠点に、路線ネットワークのさらなる拡充を目指す。ANAホールディングスがファーストイースタンアビエーションホールディングスから株式を取得するとの発表は、両社の経営統合とは関係ないという。
ピーチ・アビエーションは2011年に設立し、2012年3月に就航を開始した。関西国際空港を拠点としている。2017年3月期決算は4期連続の増収増益で、当期純利益は約49億円だった。日本のLCCとして唯一、累積損失を一掃している。2017年4月にはANAホールディングスの連結子会社となった。現在は国内・国際線19路線を運航している。
バニラエアは2011年にマレーシアのエアアジアと全日本空輸(ANA)の合弁会社として設立した。2013年に両社の合弁が解消となり、ANAホールディングスがエアアジアが持つ全株式を購入し、完全子会社化した。2013年12月にバニラエアとして運航を開始している。2017年3月期決算は当期純損失を7億1,100万円計上しており、累積損失は約120億円に及ぶ。現在は国内・国際線の計14路線を運航している。
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