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国土交通省、空港一般区域での爆発物等検知システム実証実験結果とりまとめ 3事業者が参加
国土交通省は、空港ターミナルビル一般区域の警戒強化のために実施した、爆発物等検知システム実証実験の検証結果をとりまとめた。
欧米などで近年発生しているテロは、公共交通機関などのソフトターゲットが標的となる傾向であることを踏まえ、流動性や利便性の低下を最小限に抑えつつ、爆発物等を検知し、テロの未然防止に効果があるシステムを導入すべく、空港利用者の立ち入りが制限されていない出発・到着フロアや展望デッキなどの一般区域を対象に、羽田空港国際園ターミナルで10月22日から26日にかけて、爆発物等検知システムの実証実験を実施した。
参加事業者はエージーピー、ナスクインターナショナル、日本信号、日本電気(NEC)の4社共同事業者と、日本エム・ケー・エス、日立製作所の3事業者。一般利用者の利用に加え、参加事業者による模擬行動により検証した。
各機器が爆発物を検知する機能を有していることが確認できたものの、テロの未然防止に効果を発揮するような導入・運用を行うためには、空港ターミナルビルの特性に合わせた工夫が必要であることも明らかとなったという。