JAL、中長距離LCCの新社名を3月上旬公表へ　AOC申請に合わせて

日本航空（JAL）は2月25日、中長距離線格安航空会社（LCC）のティー・ビー・エル（T.B.L）の航空運送事業許可（AOC）の申請を、3月上旬にも行う見通しを示した。「2017〜2020年度 JALグループ中期経営計画ローリングプラン2019」の発表の際に、赤坂祐二代表取締役社長らが明らかにした。

ティー・ビー・エルは、2018年7月に設立。本社は成田空港のJAL成田オペレーションセンター内に置いている。資本金は4億9,000万円で、全額をJALが出資している。AOCの申請時にも、正式な社名などを公表する。2018年9月にティー・ビー・エルの西田真吾代表取締役社長は、社名を3月、サービスや制服を4月に発表すると計画を明らかにしていた。

航空機の取得や運転資金として230億円を見込んでおり、特別成長投資枠の500億円の中から投資する。機体は既存のボーイング787型機2機をエコノミークラスを横9席などに改修し、アジアや欧米線などを中心に2020年夏スケジュールから運航を開始する見通し。