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スカイマーク、サイパンチャーター便就航 成田発着国内線の復活検討
スカイマークは、3月22日、東京/成田〜サイパン線にチャーター便を就航させた。
東京/成田発は3月22日から27日、サイパン発は3月25日から30日まで、計6往復12便を運航する。ゴールデンウィーク期間中の4月27日から5月3日にかけても、計4往復8便を運航する。所要時間は片道4時間弱。機材はボーイング737-800型機を使用する。旅行商品は3月出発分はJTB、エイチ・アイ・エス、近畿日本ツーリスト首都圏が販売しており、ゴールデンウィーク期間出発分は加えて楽天、スカイパックツアーズも販売する。
初便の出発に先立ち、記念式典で挨拶した、スカイマークの佐山展生代表取締役会長は、「国内は順調に来ているので、次は海外ということで候補地を探していたところ、デルタ航空の撤退や現地からの強い要望もあり、まずはチャーター便を飛ばしてみることになった。本日、明日も満席、全体通してもほぼ満席の好評を頂いている。結果を踏まえて、近い将来の定期便を検討していきたいと思っている。国内だけではなく、海外でも定時運航、快適な空の旅を提供できるよう、社員一丸となって頑張っていきたい」と話した。
スカイマークは、今年新たに、ボーイング737-800型機を追加導入する。サイパン線は夏から遅くとも年内にも定期便化する方針で、洋上飛行が可能な「ETOPS」を取得した機体を成田空港に配備する。佐山会長は成田空港を発着する国内線の再開のほか、パラオへのチャーター便を就航し、実績を踏まえて定期便化を目指すことを明言した。今回のサイパン線は定期便化を前提としてチャーター便として運航しており、「予想より早く満席になった」(佐山会長)と手応えを示しており、まずはサイパン線の成功を目指す。
初便のBC801便は、定刻より11分遅れの午前10時11分に出発。乗客172名(うち幼児3名)が搭乗した。