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三菱航空機、FAAからLOA取得 FAAによる試験開始へ
三菱航空機は、米国連邦航空局(FAA)による三菱リージョナルジェット(MRJ)の型式証明(TC)飛行試験開始に向けて、Letter of Authorization(LOA)をFAAより取得したと発表した。
これにより、FAAが型式証明の活動を支援するためにMRJに搭乗することができるようになる。2018年12月には、国土交通省航空局(JCAB)からの許可を取得していた。三菱航空機では、型式証明フェーズでFAAとJCABの双方が機体に搭乗して進める計画であるとしていた。
三菱航空機は現在、アメリカ・ワシントン州モーゼスレイクでTC飛行試験を行っており、LOAの取得を受けて、FAAのパイロットがMRJの慣熟飛行を2回行っている。
三菱航空機の水谷久和社長は、「FAAからのLOA取得は、MRJの開発やその発展における重要なマイルストーンとなる。型式証明計画を進めるにあたり、引き続きFAAおよびJCABと調整していきます」とコメントした。アンドリュー・テレスカ(Andrew Telesca)型式証明統括室長は、「日本の航空機メーカーとして、JCABと緊密に連携していることは言うまでもありませんが、飛行試験の拠点は米国にあることに加え、米国は最大のターゲット市場の一つですので、JCABと同時にFAAも参加していただくことで、TC取得プロセスの効率化を図ることができる。さらに、JCABとFAAと緊密に連携することで、他国の航空当局との認証取得をより円滑にすることができます」とした。
(写真:三菱航空機)