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スカンジナビア航空、ストライキ終了 年間純利益の約半分消滅か
スカンジナビア航空は、現地時間5月2日深夜、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンのパイロットが所属する労働組合との団体交渉がまとまり、ストライキを終了すると発表した。
合意内容には、雇用保障や給与面に関する内容は含まれたほか、これまでに取り消されたキャリアパスなどの契約を再導入した。
4月26日からストライキを実施し、6日間に渡って運航に大きな影響が出た。影響者は約36万人、欠航便数は4,015便にのぼった。唯一の日本線である、東京/成田〜コペンハーゲン線も一部便を除いて運休が続き、大型連休を海外で過ごす旅行者が足止めされた。
CNNによると、労働組合側は賃金引き上げや労働時間の改善を求めていたという。1日あたり6,000万から8,000万クローネの損失が発生し、2週間で年間の純利益が消滅するといい、今回のストライキでは年間純利益の半分近くが吹き飛んだ計算になる。スカンジナビア航空によれば、財務上の影響はわかっていないという。