ANA、羽田空港国内線の上級会員向けチェックインカウンターをリニューアル 12月から順次オープン
ANA、ホノルルに新ラウンジをオープン! 「ANAラウンジ」を徹底レポート(写真20枚)
全日本空輸(ANA)は、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に、「ANA LOUNGE(ANAラウンジ)」と「ANA SUITE LOUNGE(ANAスイートラウンジ)」を5月24日にオープンする。
ANAによる国外空港へのラウンジの設置は初めて。これまで利用対象者には、ユナイテッド航空が運営する「United Club(ユナイテッドクラブ)」を案内していた。
両ラウンジは「エバコンコース」のC4ゲート上に位置し、チェックイン後、保安検査場を通過して右側に約10分程度進むと到着する。これまでは「ダイヤモンドヘッド・コンコース」のGゲートを使用していたので、搭乗口を確認して間違えないようにしたい。
今回は、ANAラウンジの内装やサービスについて紹介する。
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ラウンジのレセプションは共用で、左側がANAラウンジ、右側がANAスイートラウンジ。左側に進むと、窓に面した開放的な空間が広がっている。
ANAラウンジの利用対象者は、ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラス利用者、ANAマイレージクラブのプラチナ会員、スーパーフライヤーズ会員、スターアライアンスゴールド会員と同行者1名、有料ラウンジサービス購入者となる。
飲食物はセルフサービスのビュッフェ形式で、窓の反対側に一直線に配置している。おかきやクッキーといったおつまみ類のほか、パンやおにぎり、サラダ、フルーツも用意。
ハワイアンバーベキューチキン、トマトバジルビスクスープ、豚生姜焼き、ベジタブルカレーといった、お腹が空いているときにがっつり食べたいメニュー。具だくさんのけんちん汁は、帰国前からホッとする味だ。いずれもANAケータリングサービスのシェフが監修し、現地指導したという。
お披露目の際の試食会では、カレー用のご飯に豚生姜焼きをのせて生姜焼き丼にしている人もいて、自由にカスタマイズも可能だ。日本のラウンジでは唐揚げやポテトなど、正直なところ冷凍食品レベルなものも多く、何度も利用している人の中には飽きたという声も多いが、随分と手がかかった料理という印象。筆者の個人的なおすすめはベジタブルカレーで、ぜひ味わってほしい。
ラウンジ内は、ビジネスというよりレジャー利用者向けに作られているが、多くの席に電源があり、仕事にも適した大きさのテーブルもある。窓側のソファーはゆったり過ごすことに向いている。
座席数は約300席で、通路幅にはゆとりがある。子供連れで横並びに歩いても、充分な広さがあるだろう。1割〜2割程度は座席を増やすことが可能な印象を受ける。ほとんどの座席にAC電源とUSB電源を備えている。
キッズルームは3匹のウミガメのぬいぐるみがお出迎え。ガラス張りで、外側から子供の様子を確認できるので安心してくつろぐことができる。
エアバスA380型機で運航する便は、ラウンジから2階部分に直接搭乗できるC4ゲートか、C9ゲートのいずれかを利用する。C4ゲートの場合、エコノミークラスに搭乗する人はラウンジから直接搭乗できず、ラウンジを出て、1階の優先搭乗口から搭乗する必要がある。
ボーイング787-9型機で運航する一部の便はこれまで通りGゲートを利用するため、ANAラウンジから15分から20分程度歩くことになる。乗り遅れには注意したい。営業時間は午前8時30分からANA便の最終出発まで。