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エバー航空、日本路線など大量欠航 客室乗務員労組がスト決行
エバー航空は、客室乗務員らによる労働組合「桃園市空服員職業工會(TAFU)」が現地時間6月20日午後4時からストライキを決行したと発表した。
これにより、6月21日は日本路線や子会社のユニー航空運航便を含む79便の欠航が決まっている。ストライキ収束の見通しは立っていない。ストライキ期間中は、サンリオ特別塗装機の運航やサービスを停止する。同社は、搭乗予定の便が欠航になった場合、同社のウェブサイト等で購入した場合は予約センターに、旅行会社を通して購入した航空券については旅行会社に問い合わせるよう呼びかけている。また、緊急対応チームを設置し、「出来るだけ早く通常運航に戻れるよう、鋭意努力しております」としている。
エバー航空の国際運送約款によると、ストライキによる欠航等に起因する旅程変更で発生した追加費用については通常、航空会社の責任範囲にはならない。しかし、同社は個人手配旅行(FIT)航空券を対象に、代替便が当初の予定より6時間を超えて変更となる場合、遅延が原因で発生した食事代、宿泊費、交通費等について250米ドルを上限として補償するとした。
エバー航空とTAFUは、乗務スケジュールの改善やパーディアム(旅費日当)の引き上げ、非組合員との待遇差別化など複数の項目について協議を3月から行っていたものの決裂。投票によるストライキ権確立を経て、決行待機状態が続いていた。