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イギリスの旅行会社大手、トーマス・クックが経営破綻
イギリスの旅行会社大手、トーマス・クックが経営破綻した。9月23日に取引を停止した。
トーマス・クックは、イギリスの実業家、トーマス・クック氏が1842年に設立した旅行会社にルーツを持ち、航空会社も運営していた。2007年にMyTravelGroupと合併し、年間7,500万ポンド以上のコスト削減に寄与するとしていた。8月にはツアーオペレーター事業の75%と航空会社事業の25%を中国のフォースングループに4億5,000万ポンドで売却することを発表していた。
2018年の業績は、営業収益は95億8,400万ポンド、営業利益は2億5,000万ポンド、純損失は1億6.300万ポンドだった。
BBCによると、ツアーに申し込み、イギリスから国外に旅行している15万人以上を帰国させるため、イギリス政府と民間航空局は、数十便のチャーター便を運航する。利用者が宿泊予定だったホテルの費用は、航空旅行信託基金によって負担する。