キャセイパシフィック・グループ、10月実績は引き続き低調 中国本土からの前年比2桁減続く

キャセイパシフィック航空・キャセイドラゴン航空

キャセイパシフィック・グループは、キャセイパシフィック航空とキャセイドラゴン航空の10月の旅客実績を公表した。

旅客数は前年比7.1%減の2,740,830人だった。座席利用率は同4%減の77.6%だった。中国本土からの旅客ほか、高単価なビジネス旅客による上級クラスの需要も減退した。前年比で旅客数が増加したのは、南西太平洋とヨーロッパのみだった。中国本土からは、前年比21.9%減と、2桁減が続いている。

香港発着の利用者は引き続き低調であるものの、香港経由での利用者により一部は相殺された。ラグビー・ワールドカップの決勝に進出した、イングランドと南アフリカからの利用者にも支えられた。

カスタマー&コマース最高責任者は、「下半期の業績は上半期を大幅に下回る見込みで、短期的な見通しは依然として困難かつ不確実」と、悲観的な見通しを示した。

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