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ファーイースタン航空、航空券の払い戻し開始 「会社運営は継続」
12月12日をもって突如運航を停止した、台湾のファーイースタン航空(遠東航空)は、すでに購入済みの航空券の払い戻しを開始した。
払い戻しは、ウェブサイト上のフォーム(https://reurl.cc/EKeayn)から受け付けている。台湾のコールセンターは、12月20日まで毎日午前8時から午後5時まで(台湾時間)、営業する。
現地メディアの報道によると、13日に開いた会見で、張綱維董事長は「会社の運営は継続し、従業員全員を解雇することはない」と表明しているものの、台湾の民用航空局は、民間航空法第112条に基づく罰金を課し、民間航空運送事業免許の廃止を運輸省に要請したという。
ファーイースタン航空は12月12日、航空券の販売を突如停止し、13日からの全便運航停止を発表した。日本へは、秋田・新潟・福島〜台北/桃園線をそれぞれ週2便、MD-83型機で運航している。台湾の航空会社の運航停止は、2016年11月のトランスアジア航空と傘下の格安航空会社(LCC)のVエア以来となる。
ファーイースタン航空は、1957年に設立した、台湾のフルサービスキャリア。資本金は31億7,400万台湾ドル。1962年に民間航空事業を開始。2008年に台湾高速鉄道の開業や原油高による燃料費の高騰などによる財務状況の悪化により、会社更生法の適用を受けて運航を停止したものの、2011年に経営陣を刷新し、運航を再開している。日本へは、2012年には熊本と富山へチャーター便を運航。2016年に新潟へ定期チャーター便を運航の後、2017年11月に定期便化した。