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ボーイング737 MAX、アメリカでも運航停止 ボーイングも支持
アメリカ連邦航空局(FAA)は、アメリカ国内でのボーイング737 MAXの運航停止を指示した。
ボーイングは、FAA、アメリカ運輸安全委員会(NTSB)、世界各国の航空当局や運航する航空会社と協議した結果として、世界中で運航するボーイング737 MAX、全371機の一時的な運航停止を勧告した。CNNやAFPの報道によれば、トランプ大統領も運航停止を指示した。FAAは当初、運航停止措置は取らない方針だった。
声明の中でデニス・ミレンバーグ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「安全性はボーイングのコアバリュー」として、事故原因の解明に努めるとした。アメリカ国内では、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空がボーイング737 MAXを運航している。
ボーイング737 MAXは、2018年10月にライオン・エア機が離陸直後に墜落し、乗員乗客の全員が死亡。3月にはエチオピア航空機も離陸直後に墜落し、乗員乗客全員が死亡している。いずれの機体も納入から数ヶ月の新しい機材で、離陸直後に墜落している点が共通している。エチオピア航空機のフライトレコーダーは回収されており、ヨーロッパで解析が行われる見通し。
2度の墜落事故後、中国やシンガポール、香港、カナダ、EUがボーイング737 MAXの運航停止や乗り入れ停止措置を相次いで表明。アメリカのみ運航停止措置が取られていなかった。ボーイング737 MAXを日本へ乗り入れているシルクエアーやタイ・ライオンエアなど各社は機材を変更している。日本の航空会社はボーイング737 MAXを保有していない。