西鉄、アイランドシティ地区でAI活用のオンデマンドバス運行へ 4月下旬から

西日本鉄道(西鉄)と三菱商事は、合弁会社ネクスト・モビリティ社を設立し、4月下旬より、福岡市東区のアイランドシティ地区において、AIを活用したオンデマンドバスの運行を開始する。

このサービスは、決まったダイヤはなく、利用者のリクエストに応じ、適宜ルートを変えながら運行するオンデマンドバス。アイランドシティ地区と西鉄・JR千早駅、イオンモール香椎浜との間を結ぶ。アイランドシティ地区内での乗降も可能。

運賃は、アイランドシティ地区内は200円、アイランドシティ地区~イオンモール香椎浜間は300円、アイランドシティ地区~西鉄・JR千早駅は400円。イオンモール香椎浜~千早駅間の利用は不可。幼児・小児・障がい者は半額、路線バス乗り継ぎポイントサービスを実施する。

運行時間は午前6時から午後10時頃まで。予約はスマホアプリまたは電話で受け付ける。決済方法は、クレジットカード、nimocaなどの交通系ICカード、現金。福岡西鉄タクシーの運転士が乗務し、日産キャラバンマイクロバス(定員10人・普通免許で運転可能)を5台使用する。

運行に関わる1年間の運行を行い、公共交通を取り巻く課題解決に対する有効性や事業性を検証したいとしている。