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高輪ゲートウェイ駅周辺開発プロジェクト、都市計画決定 2024年頃街開きへ
JR東日本は、2020年春に開業予定の高輪ゲートウェイ駅周辺で進める「品川開発プロジェクト」について、都市計画決定を受けたと発表した。
プロジェクトの全体敷地面積は約72,000平米。全体を1街区から4街区の4つの街区に分け、1・3・4街区には地上約164メートルから同約173メートルまでの高層ビルを建設する。各棟にはオフィスや住宅、商業施設、ホテルなどが入る予定。また、2街区には地上6階、地下4階の文化創造施設を建設する。
全体のデザイン構想については、まちづくりのコンセプトである「グローバルゲートウェイ品川」にふさわしい景観を実現するため、隈研吾建築都市設計事務所と米国・Pickard Chiltonを起用した。各街区の複数建物を「日本列島の島々」に見立て、「アーキペラーゴ(列島)」を創出。かつて海岸線であった場所の記憶を想起させる滑らかな「フロー(流れ)」のような歩行者ネットワークを整備する。また、低層部は各建物の豊かな緑を連ねることで都市に緑の丘を構築する。高層部は頂部に統一した動きをつくり、分節で強調した建物コーナーを新駅前広場や結節空間に向けることで建物同士のつながりを持たせ、各建物が個性を持ちながらも「群としての一体感」を表現。中心となる高輪ゲートウェイ駅前は、「エキマチ一体まちづくり」の象徴として、和を感じられるデザインの新駅と、緑豊かで滑らかな曲線を持つ4街区建物によってつくり出される「360度の広場空間」を形成する。
街の中心となる4街区建物の外装デザインについては、「象徴的なアイデンティティの創出」「ヒューマンスケールな空間表現」「海岸線を想起させる全体デザインに調和する『フロー』が生み出す良質な空間形成」の3点をデザイン指針とした。
JR東日本は、2020年頃の工事着手、2024年頃の街開きを目指すとしている。