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JALとマレーシア航空、共同事業を展開へ
日本航空(JAL)とマレーシア航空は、共同事業を展開する。両社はすでに国土交通省、マレーシア航空委員会(MAVCOM)に独占禁止法適用除外の申請を行った。5月中にも共同で正式に発表する。
MAVCOMが申請内容として明らかにしたものによると、JALとマレーシア航空が運航する日本とマレーシアを結ぶ路線とマレーシア航空が運航するマレーシア国内線、JALが運航する日本国内線を対象とするもので、スケジュールや便数、販売やマーケティング、パフォーマンスの監視、収益計画などを共同で行う。
利用者は共同事業によって、運航便数の増加やスケジュールの改善、接続性の向上によるマレーシアや日本国内でのアクセスできる地点の追加、コードシェア便の拡張、共同運賃の設定、マイレージプログラムでの連携、ラウンジサービスの向上などのメリットを受けることができるようになるとしている。
両社は航空連合のワンワールドに加盟しており、すでに共同運航を行っている。日本とマレーシアを結ぶ路線は、JALが東京/成田〜クアラルンプール線、マレーシア航空が東京/成田・大阪/関西〜クアラルンプール線と東京/成田〜コタキナバル線を運航している。
JALは、アメリカン航空と太平洋路線、ブリティッシュ・エアウェイズとフィンエアー、イベリア航空と欧州路線でそれぞれ共同事業を展開している。ハワイアン航空、ガルーダ・インドネシア航空、中国東方航空との間でも、共同事業を展開する見通し。