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ピーチ、A320neoとA321LRにCFMインターナショナル製LEAP-1Aエンジン導入
ピーチは、2020年度より導入予定のエアバスA320neo、A321LRに、CFMインターナショナル製のLEAP-1Aエンジンを導入することを決めた。フランス・パリ郊外ル・ブルジェ空港で開催中のパリ・エアショーで、ピーチの井上慎一代表取締役CEOとガエル・メフィスト社長CEOが発表した。
導入するのは、エアバスA320neoの8機とA321LRの2機、計10機のエンジン。従来型のエンジンと比較して、15%の燃費改善効果があるとしており、低騒音で快適性も向上するほか、二酸化炭素排出量の削減にも寄与するとした。
井上慎一CEOは、「CFMの新型エンジンを導入することで、より静かなエンジンでフライトの快適性が向上するとともに、燃料費を含めたオペレーションコストを抑えることができる。ピーチは2019年度にバニラエアとの統合により事業規模が拡大します。2020年度から新型エンジンを搭載した新造機でさらに事業規模を拡大し、中距離LCC事業にも挑戦していきます」と述べた。
CFMのガエル・メフィスト社長CEOも、「我々は、今回、ピーチとともに次のステップを迎えることができ、大変うれしく思う。またLEAPエンジンのPeach機材への導入をサポートできる事を心待ちにしている。このエンジンがもたらす、業界をリードする燃費性能と環境性能のメリットは、ピーチの持続的成長にとって、必ずや重要な資産になると信じています」とコメントした。
ピーチは、現在25機を運航するA320ceoに、CFMインターナショナル製のCFM56エンジンを搭載しており、CFMインターナショナル製のエンジンは2機種目の採用となる。
CFMインターナショナルは、ゼネラル・エレクトリック(GE)とサフラン・エアクラフト・エンジンズの合弁会社。LEAPエンジンシリーズは、17,500基以上をこれまでに受注している。