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タイ国際航空、ノックエアやタイスマイルと路線最適化へ エアアジア対抗で
タイ国際航空とグループ会社のタイスマイル、ノックエアは国内線サービスで大きな勢力となっているエアアジア等のLCCと対抗すべく、フライトスケジュールの最適化を検討しているとバンコクポストが報じている。
タイ国際航空は、スワンナプーム国際空港からドンムアン空港へ、一部のタイスマイルの便を移転するなどしてLCCとの競争に対応してきたが、今後は3つの航空会社の路線を競合しないように調整するなどしてより競争力を高めていく方針。
また、タイスマイルのCEOは「我々はチケットの価格を値下げするつもりはない」とし、安易な価格競争ではなく利便性やプレミアムイメージを押しだすことによってLCCと対抗していく方針であるという。
また、スワンナプーム国際空港からドンムアン空港へ移転した路線について、平均搭乗率が70%から90%へ向上している事を挙げ、「我々は正しい方向へ向かっている」とし、対策が上手くいっている事をアピールした。
タイスマイルは今後、すべてのバンコク発着便をドンムアン空港へ移転する方針で、これらの作業は今年の10月にも終わる予定。また、空港でラウンジのサービスもを提供する予定で、格安航空会社がラウンジを提供する例はタイでは初めてとなる。1500万バーツを投じて建設中のラウンジは10月にもオープン予定。
タイ国際航空とタイスマイルは、国内線のシェアを2012年の33.7%から29.3%へ落としている。中・長距離路線でもタイ国際航空は競争に晒されており、財政難に苦しんでいると報じられている。