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「エアバスA330型機でハワイ、西海岸、オセアニアにも」 エアアジア・ジャパン、小田切義憲社長単独インタビュー(6)
7月1日に、日本での第二幕のスタートを宣言した、エアアジア・ジャパン。昨年10月に、日本国内線の空から消えた”赤い翼”は、楽天という強力なスポンサーとともに、日本に舞い戻ってきた。
同社の小田切義憲(おだぎり・よしのり)代表取締役社長に、同社の課題と今後について聞いた。((5)から続く)
ーエアアジアXがA330neoを50機、2018年から導入する計画で、すでに発注しているものもある。2011年にブルームバーグのインタビューで、2013年にA330型機で長距離国際線に進出すると当時の岩片社長が発言していたが、2015年に運航を開始するとなると、2018年頃にはA330の運用も視野に入るのではないか。
グループレベルの話なので、我々だけで決められるものではない。エアアジアXもエアアジアマレーシアのA320モデルに次いで、中型機A330でマレーシアからタイ、インドネシアに広げている。まずは各国でA320のオペレーションの基盤を作り、A320で届かないところがA330が担って、ネットワークを網羅することになる。
次のポイントとしては、東側(アメリカ方面)をカバーするとなれば、日本にA330を配置するということも充分にあると思う。それはグループの中でも一部では話は既に出ている。時期はこれから検討だが、中期経営計画の中では考えていく。
その前提として、A320でのオペレーションをしっかりと定着させて、国内線と近距離国際線をやってから次のステップとして考えていく。
ー2020年のオリンピックの時、新エアアジア・ジャパンはどうなっているとイメージできるか。
2020年の前に(外国人訪日客)2,000万人を突破して、3,000万人に向けて、高い確率で努力をしていると思っている。当然、アジアNo1のLCCとして、エアアジアは、日本へのインバウンドのお客様を増やし、観光で日本を再興させる。そのためにも、さらに可能な規制緩和を進めていただき、日本にお客様が来やすい環境を作っていただきたい。
我々が国内、国際線を飛ばし、可能性としては我々がA330を飛ばして、ハワイや西海岸、オセアニアにもネットワークを伸ばしたい。今までは東の端が我々でしたけれども、そこから先の赤いルートが繋がっていくということが実現できればいい。
ーアメリカ線も展開していくということ?
A330での運航すれば、ハワイやアメリカ西海岸にも届くので。充分ターゲットになる。(終)