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エミレーツ航空、「アナと雪の女王」など16タイトルで視覚障害者向け解説放送を導入 航空会社初
エミレーツ航空は、機内エンターテインメントシステム「ice(information, communication and entertainment)」で上映する映画に、視覚障害者向けの解説放送を、航空会社で初めて導入した。
今回導入する解説放送は、映画館やテレビで普及してきている音声タイプのもので、通常のペースで流れるセリフの合間に、シーンの様子を説明するナレーションが流れるもの。「アナと雪の女王」、「ウォルト・ディズニーの約束」、「カーズ2」、「モンスターズ・ユニバーシティ」、「アベンジャーズ」、「トイ・ストーリー3」、「パイレーツ・オブ・カリビアン(全4シリーズ)」などのウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズの16タイトルの映画に導入した。
エミレーツ航空は、2007年にもウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズと協働し、聴覚障害者向けの技術であるクローズド・キャプションを機内エンターテインメントに初めて導入。クローズド・キャプションは、役者のセリフを字幕で表示するほか、効果音も文字として画面に表示するもので、8月に提供するクローズド・キャプションつきの映画は、50タイトル以上にのぼる。
エミレーツ航空コーポレート・コミュニケーションズ・商品・出版・デジタル・イベント担当副社長のパトリック・ブラネリー氏は、「弊社は、機内エンターテインメントの多様性だけではなく、その意義も重要視している。いろんなバックグラウンドを持つお客様にエンターテインメントをご利用いただくことは、弊社にとって極めて重要で、視覚障害をお持ちのお客様にも映画をお楽しみいただきたいと考え、今回の導入に至りました。弊社にとって最大の喜びは、お客様に特別な体験をしていただくことであり、絶え間ない革新によってそうした体験をお届けできたらと思う。今後は、視覚障害をお持ちのお客様がエミレーツの機内で楽しめるエンターテインメントの選択肢の幅がいっそう広がるよう、解説放送付きのコンテンツをさらに増やしたいと思っている。」と述べている。
「ice デジタルワイドスクリーン」は、世界中の400タイトル以上の映画、テレビ番組、最近のヒット曲からクラシックなどの音楽チャンネルなど、1,800チャンネル以上の豊富なエンターテインメントを提供しており、日本線を含む主要路線では、90以上の映画等を日本語で提供。スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワードでは、「世界最優秀機内エンターテインメント」賞を10年連続で受賞している。