大井町「大変貌」への布石 京浜東北線を止めた線路切替工事
丸ノ内線方南町駅、5日から6両編成乗り入れ 池袋方面へ直通運転実現
東京メトロは、あす7月5日のダイヤ改正から丸ノ内線方南町駅における6両編成列車の乗り入れを開始する。
丸ノ内線の車両は6両編成が基本だが、方南町駅のホームは3両編成の列車にしか対応していなかった。そのため方南町駅を発着する3両編成の列車は、中野坂上駅との折り返し運転を行っている。方南町駅から都心方面へ向かう乗客は中野坂上駅で列車を乗り換える必要があり、中野坂上駅における停車時間超過や乗車率の不均衡による列車遅延が発生していた。
今般、方南町駅のホーム延伸工事が完了したことにより、6両編成列車の直通運転が実現。中野坂上駅での乗り換えが不要となり、丸ノ内線全体の遅延抑止効果が見込まれるという。
なお、方南町〜中野坂上間の3両編成列車はダイヤ改正後も残り6両編成列車と混在して運行される。具体的には、方南町行きは1日合計209本のうち66本、中野坂上方面行きは同209本のうち68本が6両編成での運転で、その他は3両編成だ(いずれも平日ダイヤ)。
方南町駅ではきょう4日、6両編成列車乗り入れを記念した式典が行われた。2番線には5日の乗り入れ開始を前に6両編成の2000系臨時列車が一足早く入線。列車を背に、東京メトロの野焼計史鉄道本部長は「本線直通化により、街の活性化が進展することを期待している」とあいさつした。