ベトナム航空機とベトジェットエア機がニアミス ベトナム航空のパイロットが免許取消に

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CAAV(ベトナム民間航空省)は、8月7日にベトナム航空機とベトジェットエア機が異常に接近し事故に至る可能性があった事を意味する、いわゆるニアミス状態になっていたと発表した。ベトナムネットが報じている。

ニアミスは、午後3時17分頃にベトナム航空1203便ハノイ発カントー行きの便で発生した。同機は航空管制から3200フィートを飛行するように指示されたが、パイロットの操作ミスで高度設定を300フィートにしてしまった。同時間にはベトジェットエア機が同機よりも低高度を反対方向に向かって飛行しており、降下を始めていたベトナム航空機は、このベトジェットエア機と衝突の危険のある距離まで近づいてしまった。

幸い、両機の衝突防止装置が即座にこれを警告し、両機はこの装置の指示に従って衝突を回避した。調査結果を受けて、CAAVはベトナム航空機を操縦していたパイロット2名に無期限の免許取消の処分を下した。ベトナムネットによれば、彼らは再教育を受けた後、CAAVの承認を経て再びパイロットとして復帰するだろうとしている。

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