横浜市、現市庁舎街活用事業の概要を決定 官民共同で地区の活性化とブランド向上へ

横浜市現市庁舎区活用事業

横浜市は、現市庁舎街区活用事業のコンセプトを「MINATO-MACHI LIVE」に決めた。

横浜市現市庁舎区活用事業

現市庁舎街区には「国際的な産学連携」と「観光・集客」をテーマにした、地上30階建てのビルを建設する。行政棟と新築棟の2棟構成で、新築棟の上層階には新産業創造拠点とイノベーションオフィス、ウェルネスセンターや大学が入居し、国際的な産学連携を展開する。低層階にはDeNAが運営するライブビューイングアリーナや、星野リゾートが運営するレガシーホテルが入居し、観光拠点として展開する。

横浜市現市庁舎区活用事業

羽田空港、鎌倉、箱根から高速バスの直行便も乗り入れることで、交通ネットワークの拠点として機能させる。既に運行しているオープントップバスも市庁舎街区に乗り入れ、地区内周遊もできる。

12月にも基本計画協定・定期借地権設定契約・建物売買契約を締結し、2021年1月から現存建物の改修・解体工事を行う。その後に新築工事を行い、2024年度末に開業する予定。行政棟のみ2024年6月に開業する。

横浜市は、市庁舎街区だけでなく関内・関外地区が、さらに「人が中心の歩きたくなるウォーカブルな街づくり」「賑わいの連続性」「歩行者目線の景観重視」などの観点でエリア価値が向上するよう、地域関係者とともに地区のマネジメント活動を推進するとしている。