JALのエアバスA350-900型機3号機、羽田到着 「エコのグリーン」塗装、特別塗装3機揃う

日本航空(JAL)が受領したエアバスA350-900型機の3号機(機体記号:JA03XJ)が、きょう9月21日午後4時頃、羽田空港に到着した。

3号機は「エコのグリーン」として、機体後部に「AIRBUS A350」の文字を塗装している。初号機は「挑戦のレッド」、2号機は「革新のシルバー」として、それぞれ異なる塗装を施した。4号機以降は通常塗装となる。

初号機は6月14日、2号機は8月31日に羽田空港に到着している。初号機は東京/羽田〜福岡線への投入を9月1日より開始。2号機は訓練飛行を行っている。10月27日から東京/羽田〜札幌/千歳線、2020年2月1日から東京/羽田〜沖縄/那覇線にも投入する。

エアバスA350-900型機は、全長66.8メートル、全幅64.75メートル、全高17.05メートル。巡航速度は時速916キロで、航続距離は15,000キロ。日本の航空会社による同型機の運航は初めて。標準の座席配置は、ファーストクラスが「2-2-2」配列で12席、クラスJが「2-4-2」配列で94席、普通席が「3−3−3」配列で263席の計369席で、繁忙期などの需要増に対応するため、短期間で座席数を変更できる仕様となっている。全席にタッチパネル式の個人モニター、AC電源、USBポートを備え、機内Wi-Fiによるインターネット接続サービスも提供する。

JALは2013年10月に、A350-900型機18機、A350-1000型機13機の計31機を確定発注、オプションとして25機発注している。JALと統合前の日本エアシステム(JAS)を除くと、JALによるエアバス機の発注は初めてとなる。6年程度かけて、ボーイング777型機を置き換える。

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