三菱航空機、トランス・ステーツ・ホールディングスと契約解消 スペースジェットを最大100機導入計画

三菱スペースジェット

三菱航空機は、トランス・ステーツ・ホールディングスとの契約を解消した。

トランス・ステーツ・ホールディングスは、Mitsubishi SpaceJet(三菱スペースジェット)M90を50機確定発注しており、50機のオプションも含まれている。6月に発表した、スコープクローズの要件を満たす、M100の契約に向けた議論を進める。

三菱航空機の水谷久和社長は、「トランス・ステーツ・ホールディングス社は長年に渡り当社の航空機プログラムを支持頂いており、今後SpaceJet M100の発注に関する協議も続けていけることを期待している。私達がトランス・ステーツ・ホールディングス社と契約を締結した当時のリージョナル市場の見通しは、現在とは異なっており、米国のスコープクローズは予想通りには緩和されませんでした。その為、私達は航空会社の顧客と協力して、米国市場に対応するための戦略に転換してきました。私達はSpaceJet M100が北米市場を主導する機体になると確信しています」とコメントしている。

トランス・ステーツ・ホールディングスは、コンパス・エアラインズ、ゴージェット・エアラインズ、トランス・ステイツ航空の3社を傘下に持つ。