シンガポール政府、中国本土を14日以内に訪問した人の入国・乗り継ぎを禁止

シンガポール政府は、中国本土経由でシンガポールを訪れる人の乗り継ぎや入国を許可しない。

国籍に関わらず、直近14日以内に中国本土を訪れた人が対象となる。帰国するシンガポール国民、シンガポールの長期ビザ保有者などの一部は入国できるものの、14日の強制休暇が必要となる。シンガポール政府のウェブサイトでは開始時間は明記していないものの、スクートはウェブサイト上で、2月1日午後11時59分以降実施すると記載している。

さらに、中国のパスポートを持つ全ての人に対し、新たなビザの発給を停止した。ノービザでの乗り継ぎも許可しないほか、これまでに発行した短期、マルチビザの使用もできなくなり、シンガポールへの入国は実質的に拒否されることになる。

シンガポール政府はすでに、湖北省へのあらゆる目的での渡航と、中国本土への不要不急の旅行を延期するよう勧告している。武漢とシンガポールを結ぶ航空便は、1月23日以降、運航を停止している。さらに、すでにシンガポール国内にいる、湖北省を最近訪れた旅行者、湖北省への旅行歴がある中国のパスポートを持つ人などは隔離する。

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