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エミレーツ航空、機内Wi-Fiを全機に導入へ 利用料の無料化も
エミレーツ航空は、今年10月より一部機材で開始した、10MB(メガバイト)分の機内Wi-Fi無料サービスの利用者が、12月11日に20万人を突破したと発表した。
機内Wi-Fiサービスを提供しているのは、エアバスA380型機56機全機とボーイング777型機30機の計86機。うち、エアバスA380型機のうち51機で、最初の10MBを無料で提供している。10MB以上を利用する場合は、500MBにつき1米ドル(約117円)を課金する仕組みとなっている。また、一部機材では1米ドルの利用料が必要となる。
エミレーツ航空は、来年1月1日までの課金で得た収益、約40,000米ドル(約478万円)を、世界中の恵まれない子供たちの生活を支援している非営利慈善団体、エミレーツ航空基金に寄付するとしている。
利用率は最高で35%にものぼり、2011年の機内Wi-Fiサービス開始からの利用者は60万人を超えている。
エミレーツ航空は、「現時点ではソフトウェアや技術的な制約上、一部の機材で1米ドルの利用料を頂かなければなりませんが、機内Wi-Fiシステムに多額の投資を重ね、これらの制約を克服できるよう全力で取り組んでいる。」としており、無料化に取り組む方針。
その一方で、「これからお正月にかけて、より多くの乗客の方々がWi-Fiに接続してくだされば、(エミレーツ航空基金への)寄付額はさらに高まります。お客様も接続料の1米ドルが慈善活動の支援となることを歓迎してくださるでしょう。」とコメントしている。
エミレーツ航空は、保有する全機に機内Wi-Fiサービスを導入する計画を進めている。