気仙沼線と大船渡線の一部区間の鉄道事業廃止日、大幅繰り上げ 4月1日に

JR東日本

JR東日本は、気仙沼線の柳津~気仙沼駅間と大船渡線の気仙沼~盛駅間の鉄道事業廃止日を繰り上げると発表した。当初の予定より約7か月早い4月1日をもって廃止する。

JR東日本は2019年11月、両区間の鉄道事業を11月13日をもって廃止する届け出を行っている。しかし、その後行われた東北運輸局による関係者への意見聴取において、国土交通大臣より「廃止の日を繰上げたとしても公衆の利便を阻害するおそれがないと認める旨」の通知を受領したため、廃止日を4月1日に繰り上げる旨を届け出た。

同路線はBRT(バス高速輸送システム)として道路運送法に基づき運行しており、鉄道事業の廃止による運行・サービス水準の変更はないとしている。

大船渡線の気仙沼〜盛駅間は全長43.7キロで、最短約1時間10分で結んでいる。気仙沼線の前谷地〜気仙沼駅間は全長72.8キロ、約2時間25分で結んでいる。柳津と前谷地駅間は鉄道でノンストップで運行する。