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新型コロナウイルス、日本の観光収入に約1.4兆円の影響 ICAO暫定予測
国際民間航空機関(ICAO)は、新型コロナウイルス(COVID-19)による中国からの渡航禁止に伴う、経済的影響を暫定的にまとめた予測を2月13日、発表した。
ICAOによると、約70社が中国本土を発着する全ての国際線を欠航し、50社が関連する航空業務を縮小した。これにより、中国国外の航空会社では80%、中国の航空会社では40%、国際線の供給座席数を減らしている。当初、2020年第1四半期には前年比9%の増加を見込んでいた。
これにより、2020年第1四半期の暫定的な予測旅客数は、当初予測から39%から41%減の、1,640万から1,960万人となる見通し。世界全体の航空会社の営業収入に、40億から50億米ドルの影響を与える可能性があるという。
香港やマカオ、台湾の影響のほか、貨物、空港、航空サービス提供会社、中国国内の交通などへの影響は含まれていない。中国からの航空旅客の減少により、観光収入は日本では12.9億米ドル(約1兆4,170億円)、タイでは11.5億米ドル(約1兆2,632億円)減少すると予測している。
ICAOでは、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行よりも影響が大きいとみているとした。
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