JR北海道、一部特急で減便や減車 コロナで約47億円減収

JR北海道は、新型コロナウイルスの影響で利用者が減少していることから、一部の特急列車で減便や減車を行う。

札幌〜旭川駅間を結ぶ「カムイ」と「ライラック」の合わせて5往復と、札幌〜室蘭駅間を結ぶ「すずらん」の3往復を、3月23日から4月23日まで減便する。札幌〜函館駅間を結ぶ「北斗」と札幌〜帯広駅間を結ぶ「とかち」の各2往復を、4月6日から23日まで減便する。

さらに、「おおぞら」は3月23日から4月23日まで自由席車両を1両減車し、5両編成で運転する。「北斗」は3月23日から4月23日まで自由席車両を1両、4月6日から23日までは指定席車両を4両(一部グリーン車)で運転する。

「カムイ19号」は3月23日から4月23日まで、6両編成で運転する。

運休のため旅行を取りやめる場合は、無手数料で払い戻しの対応を行う。運休列車の指定席券の変更は、駅のみどりの窓口などで受け付ける。減車となる号車の指定席券の座席は、乗車の際に案内する。

JR北海道によると、前年と比較した3月の利用者の割合は、北海道新幹線は25.7%、特急列車は30.2%、快速エアポートは48%だった。新型コロナウイルスによる、1月24日から3月31日までの影響額は、約47億円に達する見通し。

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