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アメリカ連邦航空局、U/Lルール適用停止 需要急減に対応、減便や欠航容易に
アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間3月11日、新型コロナウイルスの感染拡大で経営に影響が出ている航空会社に対する支援として、アメリカの一部空港でのU/Lルールの適用を停止すると発表した。
U/Lルールとは、国際航空運送協会(IATA)が定める発着調整のガイドラインで、混雑空港で割り当てられた発着枠の少なくとも80%を使用しない場合、翌年に発着枠の割当優先権を失い、希望する発着枠を獲得できない可能性があるというもの。航空会社は低い搭乗率のまま運航を継続するか、発着枠を獲得できないリスクを負うことになる。不可抗力の場合には、U/Lルールは停止できることとなっており、日本ではアメリカの同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災直後にも適用している。
FAAでは5月31日まで、アメリカもしくは外国の航空会社に対して、この要件を適用しない。FAAでは、アメリカを発着する外国側の空港での適用され、相互に救済されることを期待しており、免除を認めないことを決定する可能性もあるとした。
まずは、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、ニューヨーク/ラガーディア、ワシントン/レーガンの3空港での適用を官報で公表した。さらに、シカゴ/オヘア、ニューヨーク/ニューアーク、ロサンゼルス、サンフランシスコも追加する見通し。
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