仙台空港、2021年度にもリニューアル 旅客数550万人に対応へ

仙台空港を運営する仙台国際空港は、同空港旅客ターミナルビルのリニューアル工事を3月26日から開始した。旅客数550万人に対応できる空港機能を持たせ、2021年度下期のグランドオープンを目指す。

リニューアルは2階・3階部分を中心に行い、コンセプトは「Fast Travel」と「素晴らしい空港体験」。保安検査場の拡張・最新鋭の検査機器導入で旅客増加に対応し、国内線出発エリア内の商業店舗を拡大し、搭乗の直前まで買い物や飲食を楽しむことができるようにする。

国内線保安検査場は現行の4レーンから最大5レーンに、国際線保安検査場は現行の1レーンから最大4レーンに拡張する。物販店舗では東北の名産品などを揃え、東北を感じる飲食店が並ぶ横丁空間も設ける。

2021年度上期には一部店舗を開業し、国内線保安検査場を拡大。全面開業は同年度下期の予定。仙台国際空港は、スケジュールについては新型コロナウイルスの影響も考慮して継続的に精査するとしている。