アパグループ、新5ヶ年計画を発表 ホテル拡大、売上高2,000億円目指す

アパホテル〈山手大塚駅タワー〉

アパグループは、4月からの中期5ヶ年計画「SUMMIT 5-Ⅲ(第三次頂上戦略)」を発表した。

新規開発や買収による直営ホテルの拡大や、パートナーホテルの加盟強化、ホテルチェーンとの新たな提携により、ホテル客室数を直営とフランチャイズで10万室、パートナーホテルを含めたアパホテルネットワークで15万室を目指す。北米の「コーストホテル」は東海岸に進出し、東南アジアはパートナーとともに展開する。

高いポイント還元率の自社サイト「アパ直」はOTA(オンライン旅行代理店)化し、ITの積極活用やオペレーションの本部集中管理、オリジナルのレベニューマネジメントシステムの開発などにより、2025年11月期のグループ連結売上高は2,000億円、経常利益は500億円を見込む。このうちホテル売上高は9割を想定する。2025年3月時点での、「アパ直」を含めたダイレクトチャネルでの予約を50%、アプリダウンロード数500万、訪日外国人宿泊数800万人(2024年度)を見込む。

2015年4月に発表した「SUMMIT 5-Ⅱ」では、提携ホテルを含むネットワーク客室数10万室を目標とし、今年3月に達成している。経常利益は3年連続で300億円を超えるなど、好調を維持している。