九州新幹線、4月11日から定期列車減便 5月末までに臨時含め156本運休

九州新幹線

JR九州は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、九州新幹線の一部臨時列車の運休期間を延長する。また、4月11日からは定期列車でも減便を実施する。

九州新幹線の臨時列車については、4月6日から5月6日までの93本を運休することがすでに発表されている。5月の大型連休以降も、「利用状況が引き続き低調に推移すると想定」(同社)されることから、運休期間を5月31日まで延長。15本を追加で運休する。

さらに、4月11日から26日までの九州新幹線の定期列車を減便する。定期列車の減便対象は、4月11日・12日・18日・19日・25日・26日の「つばめ」302・311・332・333・336・337・340・341号の計48本。これにより、4月6日から5月31日までに計156本の九州新幹線が運休することになる。

JR九州によると、3月1日から22日までの九州新幹線の利用状況は、博多~熊本間で対前年52%、熊本~鹿児島中央間で同53%。鉄道の取扱収入は、3月1日から23日までの速報値で対前年50.3%の71億円だった。同社は、今後も九州新幹線・特急列車のさらなる運休等を検討中としている。