国道41号、法面崩壊で富山市内一部通行止め 東海北陸道・北陸道の一部を無料開放

国土交通省北陸地方整備局富山河川国道事務所は、富山市片掛地区の国道41号で通行止めを実施している。これに伴い、NEXCO中日本は、東海北陸自動車道などで無料開放を実施している。

道路下の法面が幅20メートル、約40メートルの長さの斜面で崩落した。この法面の崩落に伴う国道41号の通行止め区間は、富山市内の猪谷地区と片掛地区の間の約2.7キロ。4月10日午後2時から通行止めを実施している。崩落した現場は、JR高山線猪谷駅近く。

通行車両などに被害はなく、孤立集落もないが、通行の再開時期などについては未定で、迂回路がなく、岐阜県飛騨地方と富山県の間は広域的に迂回する必要がある。

このため、北陸地方整備局とNEXCO中日本は、東海北陸自動車道(東海北陸道)飛騨清見インターチェンジ(IC)と、北陸自動車道(北陸道)富山ICなど8つのICの相互間を利用する場合、国道41号の代替路として無料措置を実施する。

対象の利用区間は、東海北陸道飛騨清見IC~五箇山・福光・南砺スマートIC間と、東海北陸道飛騨清見IC~北陸道砺波・高岡砺波スマートIC・小杉・富山西・富山IC間。対象区間を超えた利用や、途中ICのみの利用は無料措置の対象外で、全区間有料となる。