香港国際空港、ウイルス対策で全身消毒機や清掃ロボット導入

香港空港管理局は、香港国際空港に全身消毒機「CLeanTech」を試験的に導入した。

体温チェックの後、ボックス型の機械に入り、消毒や除菌作業を約40秒にわたって受ける。光触媒とナノニードルの技術を活用し、人体や衣服に付着したウイルスや細菌を死滅させる。さらに、除菌スプレーを塗布することで、瞬時に除菌を行う。ボックス内は陰圧されており、二次汚染も防止できるという。検疫などに従事する職員が使用する。

また、旅客施設内全てに抗菌コーティングを施すパイロットテストも実施する。チェックイン機やカウンター、バスの座席、手荷物カート、エレベーターのボタンなどあらゆる場所に抗菌コーティングを施す。5月の試験終了後、本格導入を検討する。

また、紫外線殺菌装置と空気殺菌機能を搭載した自律型清掃ロボットを配備し、施設内の消毒を徹底する。