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プリンセス・クルーズ、今夏のクルーズを中止
プリンセス・クルーズは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うクルーズ船の運航停止期間を、夏季シーズン終了まで延長した。
すでに、3月12日から6月30日まで、保有する18隻のクルーズ船の運航を停止すると発表していた。日本発着のクルーズは、10月1日出発分まで中止する。10月中旬以降の日本発着クルーズの運航は、状況を検討の上で決定する。
世界各国では、年内に出発するアラスカ、ヨーロッパ、大西洋横断、カナダ・ニューイングランドクルーズと、7月出発の台湾クルーズ、7月18日発までのカリブ海クルーズ、8月29日発までのオーストラリア発着クルーズ、11月24日発までのハワイと仏領ポリネシアクルーズが対象となる。
ジャン・スワーツ社長は、「世界中で旅行再開の準備を進めている中、健康と安全は私たちにとって最優先事項である一方、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な運航中止期間延長の発表およびお客様のクルーズ計画をキャンセルしていただかなくてはならないことを大変残念に思います。航空会社の運航制限や、人気の高い港の閉鎖が現在も続いており、従業員やビジネスパートナー、世界中の訪問する国や地域の生活に与える影響を考えると言葉もありません。」とコメントした。
プリンセス・クルーズは、カーニバル・コーポレーション傘下のクルーズ船運航会社。プリンセス・クルーズが運航するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で、新型コロナウイルスの集団感染が発生。2月3日に横浜港に到着し、3月1日に全ての乗客と乗員の下船が完了した。感染者数は712人で、そのうち13人が死亡した。