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キャセイパシフィック航空、操縦室への女性の立ち入り問題で香港政府が説明要求
キャセイパシフィック航空は、操縦室で一般人とみられる女性が、香港国際空港へ着陸時に、動画や写真などを撮影して中国版簡易投稿サイトWeiboに投稿した件で、香港政府より正式に説明を求められる予定であるとサウスチャイナ・モーニング・ポストなどの香港メディアが伝えた。
キャセイパシフィック航空の広報担当者は、サウスチャイナ・モーニング・ポストの取材に対して、規定では従業員や従業員家族は操縦室の補助座席を使うことが許されているが、問題となっている女性が従業員または従業員家族であったかはプライバシーの問題で明らかにできないと答えている。
女性が投稿した他の写真には、本物とみられる、操縦席の補助座席の搭乗券を写したものもあり、問題の女性は果たして誰なのかとインターネット上で話題となっている。補助座席は、従業員や従業員の家族などに割り当てられる事があるため、従業員の家族であれば規則上は問題ない。
操縦室への一般人とされる女性の立ち入りがSNSへの書き込みなどで発覚することがここ数年多くなっており、マレーシアの航空会社で、操縦士の妻が母乳をパイロットに与えた事件なども起きている。昨今の大規模な航空事故の記憶も新しい中で、空の安全への不安は日々大きくなっている。