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【コラム】ホテルのテレビリモコン電池、グルグルしたことありますか?
筆者はホテル評論家として2014年毎日ホテルへチェックインし続けていますが、様々なホテルで様々なことが気になります。そのひとつが、「テレビ」。
テレビ画面のサイズは、客室面積が広くなるほど大きくなる傾向はあるものの、アパホテルのように狭めのシングルルームでも40インチクラスの大型テレビが配されているケースもあれば、デラックスホテルの広い客室なのに26インチなどというケースもあります。
また、割と多くのホテルで感じることが、消費電力を抑えるためなのでしょうか、画面が暗く設定されていることです。
リモコンの機能ボタンで明るく設定し直せればいいのですが、ホテルのテレビリモコンは、例えばVOD(ビデオ・オン・デマンド)機能もカバーするためなどに、テレビオリジナルのリモコンとは別のリモコンであるケースも多く、テレビ本体の機能を設定し直すことが出来ないことがあります。
あまりに画面が暗いので、フロントへ連絡し、テレビ本体のオリジナルリモコンを持参いただき明るく設定し直していただけたこともあります。
ところでホテルのテレビリモコンでいえば、かなりの割合で遭遇するのが「電池切れ」です。
客室清掃係がいちいちチェックすれば防げるのでしょうが、電池が少なくなっているというケースも含めれば、テレビのリモコンが効きにくくイライラした経験も1度や2度ではありません。
電池の交換をお願いすれば済む話ではありますが、ついつい電池蓋を開けて電池本体を指でグルグル回してしまうのは私だけでしょうか。暫し電池が復活しリモコンが効くようになった経験は数知れずです。
とあるホテルでリモコンの電池が効かないと苦言を呈したところ、電池を持ってスタッフが来てくれたかと思いきや、電池をグルグルしていましたので、「電池グルグル」は割と一般的な行為なのかもしれません。
最近目にするのが電池蓋がネジで止められているリモコン。そもそも、そのようなリモコンなのか、後で止められたものなのかわかりませんが、同様のケースに遭遇した際にホテルマンへ聞いたところ、電池が盗まれるのでネジで止めているとのこと。これではグルグルもできません。
電池を盗むというのも私の想像の範囲を超えていますが、ホテルも大変です。とにもかくにも、リモコン電池のチェックはマメにお願いしたいところです。
(文:瀧澤信秋/ホテル評論家・Hotelers編集長)