ANA、ボーイング777-300ERを３機発注　長距離国際線のネットワーク強化で

ANAホールディングスは7月30日、中期経営戦略の進捗状況でボーイング777-300ER型機を3機発注すると発表しました。

3機追加発注を決定したANAのボーイング777-300ER（JA734A） Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

ANAによると、羽田増枠時に早期に発着枠活用を可能とするため、機材を増強するという。首都圏空港容量の拡大を最大限活用し、航空ビジネスの完成型構築を目指す中で、長距離路線ネットワークのさらなる強化を777-300ER機中心に推し進める方針です。

また、従来は旅客機からの機材改修による増機を計画していた貨物専用のボーイング767-300Fの1機について改修を延期することも決定。理由は「首都圏空港容量拡大をさらに有効活用するため」。

ボーイング777-300ER発注による機材の増強、貨物専用のボーイング767-300Fの改修延期。これらの経営戦略により、今後の羽田・成田空港容量拡大時にさらなる発着枠の活用が可能になり、早期にネットワーク拡充を目指すとしています。