国内LCC5社目、「春秋航空日本」 成田-高松・広島・佐賀線の新設へ

中国のLCC(格安航空会社)春秋航空などが設立した「春秋航空日本(Spring Airlines Japan)」が9月5日、国土交通省に事業認可を申請したと発表しました。

春秋航空日本,LCC

「春秋航空日本」を設立した中国のLCC(格安航空会社)、春秋航空 Photographer:Daisuke Tsukida/Flight Liner


春秋航空日本の就航路線は成田国際空港を拠点に成田-佐賀線、成田-広島線、成田-高松線の計3路線。
春秋航空日本は今年度始めに広島と高松に加え、熊本空港のスタッフを募集していたことから広島、高松、熊本線の3路線が就航候補地にあがっていましたが、成田-熊本線の新設には至らず、この3路線で就航準備を進めています。
機材は2013年5月に航空機リース会社「AWAS」よりボーイング737-800(機体番号/レジ「JA01GR」)をすでに受領しており、8月には成田-高松間でテストフライトを実施済み。
開設目標日は2014年5月頃。運賃は未定で、国内LCC各社の運賃とほぼ同額の格安運賃を設定するとみられます。
春秋航空日本の参入により、日本のLCCはピーチアビエーション、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン、そして2014年春に就航を予定しているリージョナルLCCのリンクに続き、これで5社目。
春秋航空日本が発表した3路線について、成田-佐賀線は競合しない単独路線、成田-広島線はアイベックスエアラインズとANAが就航、成田-高松線は12月10日よりジェットスター・ジャパンが新設。空の価格競争が高まる一方、首都圏と各地方を結ぶ交通の利便性も高まります。